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2025.10.15

ウイングトラベル

★タイ政観、タイゴルフ場協会との商談会を日本初開催

 ゴルフツーリズム拡大へ、22のタイゴルフ場が来日

 

 タイ国政府観光庁(TAT)は10月10日、タイゴルフ場協会、チャーンコールドブリュークールクラブと共同で、日本のゴルフ関連企業および旅行会社を対象とした商談会「Chang Club Championship 2025」を都内ホテルで開催した。会場には22のタイ国ゴルフ場担当者16人が来日し、今後のビジネス展開や商品造成に向けて交流を深めた。商談会主催者は日本市場を重要市場の1つとして位置付けるとともに、幅広い年代層を受け入れていくための施策やタイの文化体験などゴルフプレー以外の要素を組み合わせて魅力を高めていくことで、全体の1割程度となっているゴルフ目的の日本人渡航者の上積みにつなげていきたい考えだ。
 TAT、タイゴルフ場協会、チャーンコールドブリュークールクラブの3者は、約10年前からゴルフツーリズム拡大に向けた連携プロジェクトを推進しており、イベントや商談会を通じてタイのゴルフ観光の魅力を世界に発信してきた。これまで中国、台湾、ベトナム、韓国などアジア近隣諸国で商談会を開催してきた。
 現在、日本からは年間100万人超がタイを訪問しているが、このうちゴルフ目的で訪問している人は1割程度にとどまっている。そうした中で日本におけるゴルフツーリズムのさらなる浸透を目指すべく初めて商談会を実施することとした。 
 タイでは毎年、TAT主催による「TGTM(Thailand Golf Travel Mart)」が開催されている。今回の「Chang Club Championship」は、その日本版として企画されたもので、日本人旅行者の誘致を目指すゴルフ場を厳選して実施された。商談は1セッション5分程度で構成され、約2時間にわたって行われた後、ネットワーキングの時間も設けられた。

 

※画像=約2時間行われた商談会の様子