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2025.07.28

【潮流】心に寄り添う観光とは

「観光地や観光施設の磨き上げやサービスは欧州を、観光テクノロジーは米国をベンチマークとするべき」―。ある旅行業界の関係者からこのように聞いたことがある。

 今年は大阪・関西万博が開催されていることもあり、世界各国・地域から観光分野のキーパーソンが数多く来日しており、世界の観光先進国が取り組む最新事情を耳にする機会に恵まれているところだ。

 直近では、世界で最も多くの国際観光客を受け入れているフランスからナタリ・ドラトゥール観光担当大臣や「ルネサンスの都」として知られるイタリア・トスカーナ州議会のレオナルド・マッラス評議員らが来日し、自国・地域の観光戦略を紹介する記者会見やイベントが行われた。フランスのドラトゥール観光担当大臣からは、2030 年の目標として世界最大の国際観光客数の受け入れを維持しつつ、観光収入を増加させていく方針が示された。そして、それを実現するためのキーワードとして「持続可能性、包摂性、技術革新」の3点を挙げた。