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エア・インディア事故、ボイレコに燃料遮断理由問う声

燃料供給遮断の操作ミスか、回復試みるも失速
インドの航空事故調査当局(AAIB)は7月12日(現地時間)、去る6月12日に発生したAI171便の墜落事故について、予備調査報告書を公表した。それによると、離陸直後、第1・第2エンジンの双方に燃料供給を遮断する操作が行われていたことが分かった。この操作により第1エンジンは約10秒間に亘って燃料供給が停止。第2エンジンも13秒ほど、燃料供給が停止された。コクピットでは、パイロットがもう1名のパイロットに燃料供給を遮断した理由を問う会話が交わされていたことが明らかになった。
エア・インディアはAAIBから事故に関する予備報告書を受領したとし、「当社はAAIBをはじめとする関係当局による調査の進展に引き続き全面的に協力していく」とした。その上で、調査中の案件であることから、「具体的な内容についてコメントすることはできない」とした。
※この記事の概要
・V速度超えて上昇開始も突如燃料供給カット
スイッチ戻すもコア減速、失速へ など