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2025.06.27

WING

航空開発実験集団、最新技術や知的好奇心追及が装備強化に

 短期実装化で厳しい環境に対応、民生技術の活用鍵に

 航空開発実験集団は1955年以来、一貫して研究開発専従部隊として航空装備の開発などに取り組んでいる。航空自衛隊が装備する航空機をはじめ、各種ミサイルや、警戒管制レーダーなど、導入前に厳しい試験を行って、戦力化された装備品として運用部隊へ送り込む。厳しさを増す安全保障環境の中で、将来の空自の装備を強化する重要な任務といえる。今年3月、パイロットを航空医学の側面から支えてきた隷下の航空医学実験隊が航空安全管理隊と統合し、航空医学安全研究隊が発足した。航空の安全を担う任務が加わったことで、人間の認知能力という新たな取組みも推進することになる。環境が大きく変化していく中で、航空開発実験集団の取組みはどう変わっていくのか。司令官の小島隆空将に話を聞いた。

※写真1=小島隆司令官