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2021.04.21

WING

ボーイング、カルフーンCEOの定年を70歳に延長

スミスCFOは7月9日で退職、後任は未定

 経営立て直しに奔走するボーイングは4月20日(シカゴ現地時間)、同社の取締役会がデイビット・カルフーン社長兼最高経営責任者(CEO)の定年を、現行の65歳から70歳に引き上げたことを決定したことを発表した。この決定でカルフーンCEOの定年の年齢は2028年4月1日まで延長されることになるが、雇用に関する固定期間はないともしている。また、ボーイングは企業運営担当上級副社長兼最高財務責任者(CFO)のグレゴリー・D・スミスCFOが、今年7月9日をもって退職することを決定したこともあわせて発表した。スミスCFOは昨今の737MAX・787生産・品質問題や新型コロナ禍による業績悪化など、ボーイング史上最大の危機ともいえる状況にあって、カルフーンCEOを支えてきている。なおボーイングは、スミス氏の後継者探しを行っているという。
 ボーイングのラリー・ケルナー会長は・・・・・。

※写真=ボーイング取締役会は同社史上最大の危機を乗り越えるべくカルフーンCEOの定年延長を決めた(提供:ボーイング)