衛星データ利用普及へ民間6者が結集

衛星データサービス企画設立、23年度本格サービス

　三菱電機、スカパーJSATなど6者が今年6月に「衛星データサービス企画株式会社」を設立する。災害時の迅速な状況把握や平時の継続的な国土・インフラ監視などに共通的に幅広く適用可能な衛星データ解析情報提供サービスの事業化を進める方針だ。この新会社設立に参画するのは前述した2社のほか、パスコ、アジア航測、日本工営、そして一般財団法人リモート・センシング技術センター。三菱電機らによれば、衛星データサービス企画は2023年度からの本格的なサービス提供をスタートする計画で、今後事業化検討を進めていく。
　昨年6月に「第四次宇宙基本計画」が閣議決定され、このなかで「災害対策・国土強靭化や地球規模課題の解決への貢献」という文言が新たに盛り込まれるなど、衛星データ利用の推進が期待されている。・・・

※画像＝6者で衛星データ利用促進に向けて衛星データサービス企画を設立へ。災害時・平時の国土・インフラ監視に適用可能なサービスの事業化を目指す（提供：三菱電機）