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エアバス、今後20年間の貨物機新規導入は2605機

新興国台頭などで要増、コロナ禍に増えた旧型機更新も
エアバスは10月22日(仏トゥールーズ現地時間)、最新の貨物世界市場予測を発表した。今後20年間で世界の貨物専用機は3420機に増加し、現在に比べて45%増加すると予測した。このうち、新規に導入される機体は2605機に。その内訳は、1530機が経年化した機体の更新需要として、残る1075機が市場の成長需要に基づくものとの見方を示した。
この2605機のうち、小型の貨物専用機の需要は1120機に、中型広胴機が855機、そして大型広胴機も630機の需要があると分析。ちなみにこの2605機のうち、1670機は旅客機から貨物専用機に改修する機体で、935機は新造貨物機との見方を示した。
エアバスは長期的な貿易成長率は年平均成長率(CAGR)2.7%と予測。同社は航空貨物が今後20年間で年率3.3%の成長を遂げ、貨物量がほぼ倍増するなど、新興国市場の成長などにより、航空貨物市場も大きく成長すると分析した。
※画像=エアバスは今後20年間の貨物機需要を予測(提供:エアバス)
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