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IATA、「リチウム電池でスマートに旅を」

機内持ち込みで7つのルール
国際航空運送協会(IATA)が、「リチウム電池でスマートに旅を」という安全キャンペーンを開始した。同キャンペーンでは、携帯電話、ノートパソコン、モバイルバッテリー、その他のリチウム電池搭載機器を機内に安全に持ち込むための7つの簡単なルールを旅客に提示するもの。
モバイルバッテリーの発火が相次いでいる。航空機でも、旅客が持ち込んだモバイルバッテリーが発火する事態が相次いで報告されているが、モバイルバッテリーの発火に起因したと思われる、機体の全損ケースも出てきた。日本国内でも、国土航空省が本邦定期航空運送事業者の統一的な取り組みとして、①モバイルバッテリーを座席上の収納棚に収納しないこと、②機内でのモバイルバッテリーから携帯用電子機器への充電または機内電源からモバイルバッテリーへの充電は常に状態が確認できる場所で行うことといった協力要請事項を決定。これを受けて航空会社各社は7月8日からモバイルバッテリーの機内持ち込み時のルールを変更した。