★旅行需要回復へGo Toトラベル6月末まで延長

　追加経済対策73.6兆円、国際往来再開取組み

　政府は12月8日、「国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策」として、総額73兆6000億円の追加経済対策を閣議決定した。これによる実質GDP換算の経済効果を3.6％程度と試算した。旅行需要の回復では、国内観光を中心に感染拡大防止策との両立を一層徹底した上で、失われた旅行需要の回復を目指すとし、GoToトラベル事業は中小、被災地の事業者に配慮し、平日への旅行需要分散化、制度を段階的に見直しながら来年6月末までの延長を基本に感染状況を踏まえ、柔軟に対応するとした。また、航空会社の着陸料減額、感染防止施設整備などによる国際往来の再開、訪日インバウンドの段階的回復をめざす。

　感染防止と両立し失われた旅行需要回復めざす
　中小事業者に配慮、平日分散化、段階的見直し
　航空会社着陸料減額、空港の感染リスク防止
　雇調整金特例措置縮減も5-6月リーマン並みへ
　1・3月の感染状況と雇用情勢みて柔軟に対応
　事業再構築補助金を新設、最大1億円を補助
　中堅・中小企業の新規事業・転換・再編支援

※写真＝経済財政諮問会議で追加経済対策を説明する菅義偉首相（政府インターネットTV）

※表＝追加経済対策の財政支出・事業規模