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2020.07.22

ウイングトラベル

★オンラインセミナー「B2B台湾同学会」初開催

 台湾の防疫措置や最新観光情報など提供
 
 台湾観光局/台湾観光協会東京事務所は7月22日、旅行会社などを対象としたオンラインセミナー「B2B台湾同学会」を開催した。同観光局による単独でのオンラインセミナーは今回が初めてとなった。当日は旅行会社関係者を初めとした約300人が参加した。セミナーでは台湾の新型コロナウイルス対応などを現地からのレポートを交えながら紹介した。さらに台湾の住民向けにスタートした旅行需要喚起策「安全旅行キャンペーン」の取り組みについて紹介した。このほか、最新の観光情報や今後のイベント・プロモーションなどに関する説明が行われた。

 

 台湾観光局張局長「積極的な防疫対策で旅行回復の兆し」

 セミナー冒頭では台湾観光局の張錫聡局長からのビデオメッセージが上映された。ビデオメッセージで張局長からは「台湾は新型コロナウイルスの感染初期にさまざまな防疫対策を実施した。その成果が実り台湾内の旅行は安定して少しずつ復興、回復している。現在はツアー旅行も大幅に活気を取り戻し、レストランや公共交通、観光スポットでもたくさんの人出がある。今後双方の旅行がコロナ収束後にいずれもさらに一歩進んで急速に回復し、これまでの盛況な状況に戻ることを期待している。また、安心・安全な台湾を最優先の旅行渡航地に選んでもらえるよう今後も精進していく」と述べた。

 

※写真=日本の旅行業界関係者にビデオメッセージを寄せた台湾観光局の張錫聡局長

 

 「安心旅行キャンペーン」がスタート
 新型コロナ封じ込めで台湾内の旅行が再開

 張局長からのメッセージに引き続き、台湾の新型コロナウイルスの対応状況について説明が行われた。台湾は7月15日現在で感染者数が451人。このうち360例については台湾域外からの輸入感染者となっている。市中感染については4月13日から連続91日間ゼロとなっており、新型コロナウイルスの封じ込めに成功している。

 

※現地から台湾の最新状況をレポートした台北ナビの森下実希編集長

 

 鄭東京事務所長「旅行講座でリアルな台湾発信」

 セミナーの最後には台湾観光局・台湾観光協会東京事務所の鄭憶萍所長があいさつに立った。鄭所長は「昨年台湾の日本人訪問者数は初めて200万人を突破した。これは旅行会社のみなさまからの協力のおかげであり感謝している。今年は新型コロナウイルスにより台湾も大変な状況となっている。今後は双方で困難を乗り越えアフターコロナを迎えたい。今後は旅行講座などの展開を通じてリアルな台湾の情報を積極的に発信していく。観光交流が再開したのちには、安心・安全な台湾の旅行商品を強く販売してくれることを願っている」と述べ、セミナーをしめくくった。
 

 

※写真=セミナーの最後にあいさつした台湾観光局・台湾観光協会東京事務所の鄭憶萍所長