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2025.08.27

世界遺産をキーワードにアルバータ州の多彩な魅力に触れる【アルバータ州観光公社②】

アルバータ州の魅力はカナディアン・ロッキーにとどまらない。州内に点在する世界遺産を訪ねることで、よりアルバータ州の多彩な魅力に触れることができるだろう。そこには、大自然に育まれた生命の証や、先住民の文化と精神が息づいている。

 

 

荒涼とした大地が広がるバッドランドに眠る太古の生命
恐竜アドベンチャー

カルガリーの東に広がるバッドランドは、カルガリーを拠点に日帰りでも訪問が可能。カナディアン・ロッキーの緑豊かな森とは対照的に、赤茶けた大地が広がり、アルバータの自然の多様性を体感できる地域だ。かつて数多くの恐竜たちが生息していた地でもあり、その足跡をたどるように、化石発掘を通じて太古の歴史に触れることができる。

 

 

恐竜州立公園

世界遺産

太古の歴史やミステリー、そして冒険心をくすぐる体験を楽しむなら、カナディアン・バッドランドにある恐竜州立公園へ。気軽に楽しめるハイキングコースのほか、知的好奇心を満たすガイド付きツアーや、実際に恐竜の化石を発掘できる予約制の化石サファリなど、多彩なプログラムが用意されている。

 

 

ドラムヘラー

化石発掘の歴史から、「世界の恐竜の首都」とも呼ばれることも。ロイヤル・ティレル古生物学博物館は、世界最大級の恐竜の化石の展示が有名。かつては炭鉱の町として栄え、ダウンタウンにはノスタルジックな雰囲気の町並みが今に残る。

 

 

 

広大な大地を駆け抜けた先住民の足跡をたどる
豊かな先住民文化

広大な大地が広がる州南部は、太古の昔から今に至るまで先住民たちが狩猟を通じて自然と共に暮らしてきた地。その足跡を今に伝える貴重な遺構は、文化的価値の高さから世界遺産に登録されている。大地に刻まれた歴史に思いを馳せることで、先住民の精神や文化への理解がより一層深まるだろう。

 

 

ヘッド=スマッシュト=イン・バッファロー・ジャンプ

世界遺産

約7000年前からこの地に暮らすブラックフット族が、断崖からバッファローを追い落とす伝統的な猟法を行ってきた場所。バイソンは、肉を食料に、皮をテント(ティーピー)の幕に、骨や角を道具として用いるなど、余すところなく活用され、神聖な存在として崇拝されてきた。トレイルやビジターセンターでは、こうしたブラックフット族の歴史や文化を今に伝えている。

 

 

ライティング・オン・ストーン州立公園/アイシナイピ

世界遺産

川の浸食によって生まれた砂岩の奇岩群が広がるこの地は、ブラックフット族にとって祈りや儀式を行う神聖な場所であった。岩肌に刻まれた岩刻画群は、北米でも有数の点数を誇るロックアートとして知られ、先住民の精神世界や歴史を今に伝える貴重な証である。現地ガイドの解説に耳を傾けながら巡ったり、キャンプで一夜を過ごしたり、神聖な大地のエネルギーを全身で感じてみたい。

 

 

 

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