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森田空幕長、墜落のT-4回収作業は9月末まで

F-2サルベージ開始へ、特別な点検で再開も
森田雄博航空幕僚長は8月28日の定例会見で、愛知県犬山市で発生したT-4練習機墜落事故の進捗と今後の対応とともに、F-2戦闘機の飛行再開に向けた安全対策について説明した。また会見では、自衛隊戦闘機による初の欧州展開にも触れ、日英防衛協力の深化を示した。
犬山市入鹿池へ墜落したT-4事故では、7月9日から潜水士による捜索を開始し、8月15日から台船によるクレーンでの部品引揚げ作業を開始。20日までに2基のエンジン、主翼、胴体の一部など大型部品を回収した。森田空幕長は「大型部品はすでに回収済み」と述べつつも、残存破片の有無を確認するため、音響探査と潜水士による再捜索を継続していると説明。活動全般は9月末までの終了を目指す考えだ。 茨城県沖で訓練中にパイロットがベイルアウトしたF-2戦闘機については、水没した機体のサルベージを水深約200~300メートルの海域からワイヤーで吊り上げる計画。8月14日にはオフショアエンジニアリング社と契約(契約額8億960万円)を締結し、9月1日から約2週間の作業を計画している。