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2025.08.29

WING

英空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が東京へ寄港

 中谷防衛大臣「太平洋・欧州の平和へ大きなメッセージ」
 
 英国海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が8月28日、日英が進める防衛協力深化の一環で、東京国際クルーズターミナルに寄港した。同空母は8月12日からメンテナンスなどのために横須賀に停泊していたもので、東京の港に入港するのは初めて。ノルウェー海軍も同時に寄港した。同日夕方に行われた入港歓迎式典では中谷元防衛大臣が登壇し、「この度の寄港は、日英・日ノルウェーの安全保障をさらに発展させ、インド太平洋と欧州の平和と安全に向け大きなメッセージを残すものだ」と強調。「今後、共同訓練や共同行動を通じ、結びつきを強めてほしい」と語った。
 式典では、海上自衛隊・横須賀地方総監の真殿知彦海将も挨拶した。先日行われた、プリンス・オブ・ウェールズを含むCSG25との多国間演習や、F-35B戦闘機が海自護衛艦「かが」に初着艦したことについて触れ、「日英両国の両海軍種の共同運用象徴的な出来事」と評価。その上で、2021年の姉妹艦「クイーン・エリザベス」来日に続く今回の寄港について、「日英の安全保障協力をさらに進展させる意義深い機会」とし、「1902年の日英同盟以来続く両国の協力関係は一層強化されている」と述べた。「海上自衛隊が引き続き、インド太平洋地域における英海軍の良きパートナー、良き友人として揺るぎない役割を果たす」と決意を示した。
 ヒーリー英国防相も登壇し、「世界がますます不確実さを増す中で、英国と日本が共に歩むことの価値はかつてないほど高まっている」と訴えた。そうした状況に対し、「我々がこうして日本に寄港していること自体が、安全保障に関する同盟国への確固たるコミットメントの表れである」と力説した。

※写真=東京国際クルーズターミナルに入港するプリンス・オブ・ウェールズ

※この記事の概要
・ブラケット艦長「日本中からの歓迎に感謝」
・全長280m・排水量約6万5千tの大型艦
 8月上旬には日本含む6か国の共同訓練実施  など