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2022.09.18

デュシタニ グアムリゾート/デュシットビーチリゾートグアム

グアムの最高立地にデュシット3施設
相乗効果でデュシットブランド力の強化を図る

グアム随一の繁華街、タモン地区でラグジュアリーホテルとしての存在感を放つ「デュシタニグアムリゾート」。2年半に渡るコロナ禍に、隣接する旧「アウトリガー・グアム・ビーチ・リゾート」と「ザ・プラザショッピングセンター」をデュシットインターナショナルの運営としたことで旅行業界を驚かせた。グアムでも最強のロケーションに位置する3つの施設で、デュシットブランドの魅力を最大限に発揮すべく現在進行形でさまざまな仕掛けを行っている。今やグアムのランドマークであり、グアム最大のベストロケーションリゾートとなった3施設の最新情報を紹介しよう。

デュシットインターナショナルが運営する「デュシタニグアムリゾート」
「デュシットビーチリゾートグアム」「ザ・プラザショッピングセンター」

 

ベストロケーションに

3つのデュシット施設を展開

 

 旧「アウトリガー・グアム・ビーチ・リゾート」がデュシットインターナショナルの運営となったのが、2020年6月。ホテル名を「デュシットビーチリゾートグアム」に変更し、「デュシタニグアムリゾート」のシスターホテルとして新たな運営を開始した。

 2つ併せて1025室となった両ホテルは、同一グループの強みを生かしてサービスの拡充を図っている。2つのホテルのプール施設は相互に利用できるほか、どちらのホテルに宿泊していても、レストランやショップなどの利用時にルームチャージが可能だ。

 加えて、両ホテルとつながる「ザ・プラザショッピングセンター」もデュシットインターナショナルのメンバーとなった。自由に行き来できるこの3つの施設が一元的に運営されていることで、グアム観光の中心地、なかでも最も華やかなプレジャーアイランドでデュシットの存在感がより際立っている。旅行者にとってもタモン地区の中心地に宿泊できる利便性は魅力的。また海側に一歩足を踏み出せば、そこは太平洋を望むビーチというロケーションも見逃せない。グアムのデュシットグループは、まさにベストロケーションリゾートという得難い強みを味方につけているといえるだろう。

 

デュシットビーチリゾート改装

客室やレストランがデュシット仕様に

 

 2020年6月、再スタートを切った「デュシットビーチリゾートグアム」は、全604室の改装を行った。“ファミリー、ファン&フレンドリー”をコンセプトに、リゾートらしい明るさと洗練された雰囲気を併せもつゲストルームとして生まれ変わっている。木目を基調にグリーンのアクセントが効いた客室は、ライトイエローやベージュといった淡い色も多用することでより広く感じられ、窓から広がるオーシャンビューもリゾート感を盛り上げている。

 また、プールエリアにはミニスライダーを設置したキッズスプラッシュプールが登場。「デュシタニグアムリゾート」からも歩いてアクセスできるので、どちらに宿泊してもファミリーにとって魅力的な施設となっている。

 キッズスプラッシュプールに隣接する「ビーチハウスグリル」も改装を終了した。ビーチに面したテラス席を増築したことで、収容人数がこれまでの倍となる124席に拡大。デイタイムはハンバーガーやフライドチキンなどのアメリカンカジュアルメニューを片手に、ビールやカクテルなどを楽しむのがおすすめ。バーベキューレストランとなるディナータイムは、新鮮なシーフードやボリュームたっぷりのミートなどを好みの焼き加減で味わうことができる。サラダ、ライス、デザート、ビール、アイスティーなどが食べ放題・飲み放題となっているのもうれしい限り。ファミリーやグループなどで利用すると盛り上がりそうだ。

 さらに、ビーチフロントの宴会施設「カントンタシ」を改装し、「タブーティキバー」としてリニューアルオープン。ビーチサイドバーと謳っている通り、ドリンクを受け取るカウンターの足元は白砂で、そのまま大きなソファやビーチでくつろげる開放感に満ちている。

木目を基調にグリーンのアクセントが効いた客室
ビーチに面した「ビーチハウスグリル」
キッズスプラッシュプールが登場
ビーチサイドバー「タブーティキバー」

 

ザ・プラザもデュシットグループに

新レストランも開業予定

 

  2つのホテルに直結する「ザ・プラザショッピングセンター」も、デュシットインターナショナルの運営になった。ザ・プラザはプレジャーアイランドの中心部に位置するバラエティに富んだショッピングセンター。グッチやボッテガヴェネタといったワールドブランドをはじめ、セレクトショップやレストランなど約50店舗が軒を連ねるにぎやかなスポットだ。高級なブランドショップだけでなく、グアムで唯一となるホノルルクッキーカンパニーや、滞在中に何度も足を運ぶABCストアなどが入っているのも人気の理由といえるだろう。

 2021年1月には、総支配人にウィリアム・エドワード氏が就任した。同氏はグアムのDFSをはじめ、キッザニアやレゴランドなど、リテールやテーマパークのオペレーションで長い経験を持つ人物。加えてエグゼクティブ・カリナリー・チームには、世界各地のラグジュアリーホテルで経験を積んだシェフも加わり、食部門の強化を図る意向。ザ・プラザにもデュシットホテルズが運営する新しいレストランのオープンを予定しているというから、今後の動向から目が離せない。

 

セレクトショップやレストランなど約50店舗を展開

 

ヴィラのあるラグジュアリーリゾート

食の魅力も存分に

 

 全館にグレイシャススピリットが行き渡るグアム随一のラグジュアリーリゾート、「デュシタニグアムリゾート」は、今年で開業8年目を迎える。全421室のなかでも目を引くのは、なんといってもグアムのホテルでは珍しいヴィラを6室も有していることだろう。いずれもプライベートテラスや専用プール、専任のコンシェルジュサービスなどが付き、グアムでもこれ以上ないラグジュアリーなホテルステイを堪能することができる。

 なかでも1室限定、880㎡のヴィラアズールは、3ベッドルームをはじめ、リビングルームやダイニングルーム、フルキッチン、バー、スパトリートメントルームを完備。広大なテラスには専用プールや屋外ダイニングエリア、屋外シャワー&バスルームなど規格外の設備も備えており、ウエディングやMICEイベントなどにも活用可能な非日常を演出できるユニークなスペースとなっている。

 また、「デュシタニグアムリゾート」は食のレベルが高いことでも知られており、グアムのなかでも異彩を放つ。トリップアドバイザーの人気レストランでは、1~3位を「タシ グリル」、「アルフレードズステーキハウス」、「ソイ」が占めているほどだ。

 開業から7年経ってもその質を保ち、かつ進化させることができているのは、「コロナ禍も地元のお客さまに積極的に足を運んでいただいたため」と話すのはクラスター ディレクター オブ セールスのブラボー美和氏だ。新たに経験豊富なシェフを迎えたことで、今後はデュシットブランドの食を総合的にプロデュースし、3施設全体の食のレベルをさらに押し上げていく意向という。

 なお、グアムは現在、先に戻ってきた韓国マーケットでにぎわいをみせている。しかし、「デュシットにとって日本マーケットの重要性は変わらない。いつ日本のお客さまが戻って来られても対応できるよう、最善の準備を尽くしている」(ブラボー氏)としている。

プールは相互利用が可能
グレイシャススピリットが行き渡る客室
プライベートテラスや専用プールが付いた「ヴィラ アズール」

 

 

ベイビューがデュシットグループに!

順次改装で10月にリニューアルオープン予定

 

 このほど、プレジャーアイランドから徒歩5分の「ベイビューホテル」もデュシットインターナショナルの運営となった。これに伴い、全館で改装が進んでいる。すでに全145のゲストルーム、フロントデスクおよびロビーはリニューアル済み。清潔感があり、より明るく、モダンな雰囲気に生まれ変わった。

 注目は、屋上に新設したルーフトップバーとインフィニティプールだ。昼は青い空と海を、夕暮れ時はサンセットを望む優雅なプールで、ゆったりとした時間を過ごすことができる。将来的にはイベント会場としての使用も可能で、小中規模のMICEグループにプロモーションすることもできそうだ。

 デュシットグループの中でも比較的リーズナブルに宿泊できるホテルだが、全客室を対象にクラブラウンジを利用できるのは大きな魅力。レストラン以外に軽食やドリンクを楽しめるスペースを気軽に利用できるのは、ベイビューならではの付加価値といえる。価格以上のサービスを提供するのは、ホテルは快適に宿泊できればそれでいいという旅行者にもアピールするのが狙い。デュシットブランドのカジュアルカテゴリーホテルとして、リニューアルオープンが待ち遠しい。

屋上に新設されたインフィニティプール
既に改装を終えた
ロビーエリア

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