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2025.10.06

WING

ICAO、実質排出ゼロと持続可能な開発に向け枠組み強化

 国際民間航空機関(ICAO)総会は10月3日(モントリオール現地時間)、実質排出ゼロの達成に向けて、世界的な枠組みを強化することで合意した。全加盟国が環境決議を留保なく支持し、航空輸送の環境対策の深化に向けて、世界に結束を示すことに成功したかたちだ。投資拡大の基盤整備を通じ、航空をより持続可能かつ脱炭素化した輸送モードへと移行する取り組みを加速する。
 加盟国は総会を通じて、よりクリーンなエネルギーへのコミットメントを表明。持続可能な航空燃料(SAF)、低炭素航空燃料、その他のクリーンなエネルギー源に関するICAOの世界的な枠組みを承認した。これには、2030年までにCO2排出量を5%削減するという共同目標と、その達成に向けた政策、規制、支援、資金調達経路の承認なども含まれている。

 

※画像=気候変動対策の深掘り・推進へICAO総会で決議(提供:ICAO)

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