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2019.02.22

WING

山崎陸幕長、コマツ新規開発中止「決まっていない」

LAV後継開発の利益見込めず撤退か

 山崎幸二陸幕長は2月21日の会見で、陸上自衛隊の主要装備品を製造・納入する小松製作所が新規車両開発の中止を決定したとの一部報道があったことについて、「今後は運用に支障がないかたちで維持・整備をお願いしなくてはいけない」と述べながら、続けて「報道にあったようなことはまだ決まっていない」と、一部否定した。
 報道では、小松製作所が自衛隊車両を新規開発するためのコストに見合った利益が見込めず、開発中止の意向を防衛省側に伝えたという。対象となった車両は軽装甲機動車(LAV)で、去年秋ごろに小松製作所から後継モデル開発を断ったとのこと。
 山崎陸幕長はこれまで、様々な企業と、開発・製造・維持・整備などについて意見交換を行っているとした上で「報道のようなことが決まったという事実はない」と話し、同社の開発中止の決定は否定したが、小松製作所からの申し入れ自体は否定しなかった。さらに、防衛産業は国防のため「重要な分野を占めている」と述べて、防衛産業業界との連携を引き続き維持する姿勢を示した。
 小松製作所はこれまでに、96式装輪装甲車の後継となる装輪装甲車(改)の開発に取り組んできたが、防弾板などの不具合が見付かるトラブルを経て、去年7月、正式に同装甲車の開発中止を発表した経緯がある。

 

※写真=このほど小松製作所が後継モデル開発を中止したとされる軽装甲機動車(LAV)