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2025.10.06

ウイングトラベル

★SFJ、九州北部から国際線を早期に再開へ

 国内線事業構造が根本変化、国際線に活路

 

 スターフライヤーの南聡子取締役は、「国内線事業で事業基盤を固めた上で、九州北部の空港から早期に国際線事業を再開する」ことを目指すことを明らかにした。これは10月1日に国土交通省航空局が開催した「国内航空のあり方に関する有識者会議」で明らかにしたもの。
 国際線事業は、コロナ禍前などに運航していた当時にはスターフライヤーにとって「攻め」の一手だったといえようが、現状では必ずしもそうとは言い難い。コストがうなぎのぼりに上昇している一方で、単価の引き上げがままならず、国内線で稼ぐことが厳しくなっていることが背景にある。コロナ禍で社会の行動変容が起き、国内線を取り巻く事業構造が大きく変化したなか、従来のビジネス客を主たるターゲットとした国内線モデルに行き詰まりがみられるようになり、国際線で好調なインバウンド取り込みなどにより、活路を見出す戦略だ。

 

※画像=国内ビジネス需要に主眼をおいたビジネスモデルに行き詰まり感も。国際線に活路を見出す