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2025.10.01

WING

政府OSAでスリランカ海軍へ日本製UAV供与へ

 供与額は5億円分、インド洋で重要なパートナー

 日本政府は、スリランカ海軍へ警戒監視・災害対処用無人航空機(UAV)の供与を決めた。政府安全保障能力強化支援(OSA)として、5億円分の供与を行う。供与するUAVは、ほかのOSAの資器材と同様、日本製のものとなる。これは9月29日に都内で行われた書簡の署名・交換によるもの。石破茂総理大臣とスリランカのアヌラ・クマーラ・ディサナヤケ大統領が臨席し、駐スリランカ特命全権大使の磯俣秋男氏と外務・海外雇用・観光大臣のウィジタ・ヘーラット氏が署名を行った。
 スリランカは、インド洋でアジアと中東・アフリカを結ぶシーレーン上の戦略として重要な場所に位置している。日本と「包括的パートナーシップ」の関係にあり、これまで安全保障分野では多岐にわたる協力を行ってきた経緯がある。今回の支援では、スリランカの安全保障能力強化に貢献し、安定した地域の維持・強化を図るとともに、両国の安全保障関係の強化に寄与することになる。