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JAL8月実績、国際線旅客が前年比9.5%増

国内線も需要回復続き9.1%増
日本航空(JAL)が9月29日に発表した8月の輸送実績は、国際線旅客数が前年同月比9.5%増の70万1274人で、利用率は86.1%だった。米大陸線や東南アジア線などが堅調に推移し、全体で前年を上回った。国内線はグループ合計の旅客数が9.1%増の358万2608人で、利用率は88.8%となり、堅調な需要回復が続いた。
国際線旅客は、需要を示すRPK(有償旅客キロ)が10.6%増の39億4147万4千人キロ、供給を示すASK(供給座席キロ)が9.3%増の45億7656万2千座席キロ。方面別では米大陸線が前年同月比15.3%増、ハワイ・グアム線が15.7%増と大幅に伸びた。欧州線も4.0%増、東南アジア線も8.6%増と堅調。一方、オセアニア線は9.5%減となった。
国内線旅客は、RPKが8.0%増の27億7214万0千人キロ、ASKが2.7%増の31億2016万2千座席キロ。主要路線別では羽田-福岡が29万7192人(15.8%増)、羽田-札幌(新千歳)が31万3807人(10.7%増)と増加した。羽田-那覇線は24万3651人(1.6%減)となった。
貨物郵便輸送は、国際線の貨物量が18.5%増の4万9507トン、郵便は5.4%減の1078トン。国内線の貨物量は2.2%増の2万8032トン、郵便は2.0%増の2163トンだった。