ウイングトラベル
★Vista、急成長の日本市場で新たにXO運航開始

複雑な手続き不要、モバイルから即時予約可能に
プライベート機による航空サービスを提供するVista Globalは9月26日、羽田空港で記者会見を開き、傘下ブランド「XO」の運航を年内に日本市場で開始すると発表した。同グループVistaJetのイアン・ムーアCOOは、世界で急成長を遂げるプライベート航空市場の中でも「特にアジア、とりわけ日本の潜在力を重視している」と説明。その上でXOを「今後45日以内に、日本のオペレーター2社によって展開する」考えを明かした。
また会見後には、VistaJetのフラッグシップであるGlobal 7500も公開し、国内外の顧客に向けて新しい移動体験の提供をアピールした。すでにVistaは日本の国際プライベートジェット市場で過半のシェアを有しているとして、今後の需要拡大に対応する基盤を着実に固めていることを強調した。
日本で新たに展開するXOでは、ユーザーがモバイルから即時予約することができ、複雑な手続きが不要だ。運航機は世界のパートナー航空会社による2000機以上からなり、デジタルプラットフォームによって航空機ネットワークへ即時にアクセスできる。アプリを通じて料金確認から予約まで完結することが可能で、煩わしい手続が一切不要となる。近年急成長するアジアの顧客は、柔軟かつ即時に対応できる多様な航空での移動を求めており、同サービスの展開は、そうした需要に応える最適な手段になるとして、利便性を前面に押し出した。日本においては「30日から45日のうちにパートナー2社が、日本国内間の運航を可能にする」として、国内路線が加わることを強調。パートナーとなる2社については、明らかにしなかったものの「長年、日本市場でプライベートジェットに携わる運航会社」だと述べ、信頼性の高さを示した。
※写真1=公開したVistaJetのフラッグシップ「Global 7500」