WING
安全は強固に 空への夢と憧れは解き放つ

東京国際空港長 松岡 慎治
羽田の空の歴史は、羽田の空を飛行機が初めて飛行した1916(大正5)年10月5日まで遡ります。この日は、羽田穴守町に日本飛行学校が創立された記念日です。天気の良い日には、多摩川河口に位置する干潟で飛行訓練が続いたと記録されています。そして翌年1月4日に同校は正式開校となりました。その多摩川と海老取川、そして東京湾に囲まれた羽田の地に日本初の国営民間航空専用飛行場「東京飛行場」が開設されるのは1931(昭和6)年8月25日のこと。設置から数えて今年は94年目、連合国軍に接収されたハネダ・エア・ベースが日本に返還され東京国際空港となってから73年目の年にあたり、羽田は国際空港として成長を続けています。
現在、25ヵ国・地域、48都市、1日最大163便の国際ネットワークを持つ羽田空港。2025年7月の国内線と国際線を合わせた総旅客数(速報値)は、約757万人(前年同月比4.2%増)。このまま推移すれば、令和7年の旅客数も前年度を超えることが確実です。
※写真1=羽田空港の松岡空港長