アーチャー、「ミッドナイト」が高度2170m飛行

　エンベロープ拡大、高密度環境運航で柔軟性確保

　アーチャー・アビエーションは9月22日（現地時間）、開発中の「ミッドナイト」が、これまでで最高高度となる高度7000フィート（約2170メートル）を飛行したことを発表した。この飛行はカリフォルニア州サリナスにあるアーチャーの試験施設から離陸し、同機のフライトエンベロープを拡張する性能試験プログラムの一環として行われた。
　「ミッドナイト」のようなeVTOLは、主として都市内および都市周辺において、高度1500フィート（約450メートル）から4000フィート（約1270メートル）の高度で運航すると考えられている。アーチャーによれば、さらに高高度での運用能力を保持することで、高密度環境における航空交通管理の柔軟性が向上するとの見方を示した。