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2025.09.18

WING

ラファエル、アイアンビーム450開発完了

 今年末までにイスラエル国防軍防空システムに統合

 イスラエルの防衛企業ラファエル・ディフェンス・システムズ(ラファエル)は9月17日(現地時間)、「アイアンビーム450」の開発を完了したことを発表した。イスラエル国防軍(IDF)への納入が間近に迫っていることを明らかにした。初回納入分は今年末までにIDFの防空システムに組み込む計画だ。
 この「アイアンビーム450」は、ロケット弾、迫撃砲、無人機など、さまざまな空中脅威に対抗するために設計した地上配備型の高出力レーザー防空システムだ。ラファエル独自の「アダプティブオプティクス」技術を活用し、安定的かつ集束性の高い高精度なビーム照射を可能にする。高度な照準システムを備え、運用範囲の拡大、高精度、そして優れた効率性を実現すると同時に、レーザー技術を用いて脅威を低コストで迅速に無力化できるという独自の利点を持つ。