ウイングトラベル
★主要旅行業者7月旅行総取扱額0.1%増の3025.4億円

海外旅行3.0%増、国内旅行1.4%減
観光庁が発表した7月の主要旅行業者・グループ44社の旅行総取扱額は前年同月比0.1%増の3025億4000万円となった。そのうち 海外旅行が3.0%増の1115億9800万円、国内旅行が1.4%減の1769億円、外国人旅行が2.3%減少の140億4200万円となった。
旅行商品ブランド (募集型企画旅行) の取扱状況は、総取扱額が1.3%増の970億9800万円となった。このうち海外旅行は19.3%増の266億4880万円、外国人旅行は1.7%増の2億1570万円と前年から実績を伸ばしたものの、国内旅行は4.2%減の702億3350万円と減少傾向となっている。
取扱人数は8.8%減の179万8400人だった。海外旅行は8.1%増の5万8900人となった一方で、国内旅行は9.3%減の173万人、外国人旅行は12.2%減の9400人と1割前後の減少が見られた。
旅行会社ごとの取扱状況を見ると、主要10社 (JTB、日本旅行、HIS、阪急交通社、KNT-CTHD、東武トップツアーズ、ジャルパック、名鉄観光サービス、JR東海ツアーズ、ANA X)の海外旅行総取扱額は4.0%増の863億2740万円となった。 このうち阪急交通社、KNT-CTHDの2社は2ケタ増となった一方、JTB、日本旅行、名鉄観光サービス、JR東海ツアーズの4社は減少している。主要10社以外では、京王観光が約2.7倍増、三越伊勢丹ニッコウトラベルが約2.3倍増となったのを始め、24社が前年実績を上回った。
国内旅行の取扱額については、主要10社は1.9%減の149億円となり、中でも減少傾向をみせたのはJTB、阪急交通社、ジャルパック、ANA Xの4社だった。一方、東武トップツアーズは23%増と取扱額を伸ばしたほか、計6社が前年より取扱いを伸ばす結果となった。また主要10社以外では、郵船トラベルが44.5%増、HTB-BCDトラベルが43.3%増、九州旅客鉄道が36.0%増などが大幅に取扱額を伸ばしたほか、計23社が前年度を上回る実績となった。
※主要旅行業者による7月の旅行取扱状況(PDFファイル)https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001909999.pdf