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ボーイング、セントルイスのスト暫定合意
現地時間9月12日に組合投票
ボーイングのケリー・オルトバーグ最高経営責任者(CEO)は9月11日(現地時間)、防衛宇宙・安全保障部門の拠点であるセントルイスでのストライキについて、「昨日、組合幹部と暫定合意に達した」ことに言及し、「組合は金曜日に投票を行う。投票が承認され、全員が職場に戻れることを大変期待している」と述べた。
ストライキの発生によって戦闘機の生産計画に影響が生じたが、「組合員が不在の間も緊急時対応計画を実行し、多くの場合プログラムを順調に進めることができた」と説明。「例えば、JDAMは(ストライキ発生前と)同じ生産ペースで製造し、同じ生産ペースで納入した」ことに触れ、「会社の業績への影響という点では、この事態を乗り切ることが可能であり、あまり影響が出るとは思っていない」とした。
オルトバーグCEOは「従業員の皆さんには、職場復帰に投票し、全員が職場に戻ってくれることを願っている。そうすれば、この状況も乗り越えられる」と話した。