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DLR、UpLiftの地上振動試験完了

次世代環境航空技術の飛行ラボに
ドイツ航空宇宙センター(DLR)が、実験機D328UpLiftの地上振動試験を成功裏に終えたことを明らかにした。同機は環境適応に資する様々な航空技術の「フライングラボ」として活用する。なお、DLRはUpLiftを持続可能な航空技術のラボとして活用しており、すでに完全な合成燃料を使った飛行試験を実施したこともある。今回の地上試験で取得したデータなどを活用し、機体の改造・改修を進め、次世代の環境適応技術の研究・実験に投入する計画だ。
DLRの研究チームは、「UpLift」の振動挙動を精緻に測定するべく、機体各部にセンサーを設置した。専用ソフトウェアを活用し、測定データをリアルタイムで確認。シミュレーションモデルの結果と比較し、地上振動試験を効率的に実施し、高品質なデータを取得したという。
※画像=DLRのUpLiftが地上振動試験を終えた(提供:DLR)