★JTB、訪日旅行事業強化へ新ビジョン策定

　2030年に取扱額2.7倍増、売上総利益2.9倍増に照準

　JTBは訪日旅行市場のさらなる成長を目指すため2030年をターゲットとした新たな事業ビジョン「訪日インバウンドVISION2030」を策定した。同戦略では、地域共創やデータの戦略的な利活用によって、持続可能な観光地域づくりを目指すことを到達点として、地域の観光視点の価値向上や環境・社会・経済を意識した持続可能な仕組みやコンテンツの開発に取り組む。加えて訪日インバウンドビジネスに関する新たなデータプラットフォームを構築するとともに、訪日ビジネス領域への人員増や事業推進体制の再構築を図る。これらの施策に取り組むことで2030年に取扱額を2025年度比の2.7倍増、売上総利益を2.9倍増にそれぞれ引き上げることを目指す。

※写真＝説明会で新たな訪日インバウンド戦略を発表するJTBの山北栄二郎代表取締役社長執行役員