WING
スピリット、米連邦破産法第11条適用を申請

1年もたず2度目、路線再編、フリート縮小へ
スピリット航空の親会社であるスピリット・アビエーション・ホールディングスは8月29日、(米国フロリダ州現地時間)、連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を、ニューヨーク州南部地区連邦裁判所に申請した。ャプター11適用下で、ネットワークの再構築や機材最適化、さらには財務・業務改革を深掘りするべく、事業再編に乗り出す。同社がチャプター11を申請するのは、2024年11月以来、2度目のことだ。資金繰りが悪化したほか、米国市場では国内線を中心に需要を低下傾向にあるなど、先行き不透明感が広がっている。
チャプター11の適用申請によりスピリット・アビエーション・ホールディングスは、近日中にニューヨーク証券取引所(NYSE)から上場廃止となる見込み。スピリット・アビエーション・ホールディングスによれば、普通株式はチャプター11の適用手続き中も店頭市場で取引を継続される見通しとのことだが、これらの株式は事業再編の一環として消却され、無価値となる見込みだ。