WING
韓国で新電子戦機構想、大韓航空とLIGネクソン開発へ提案

コンソーシアム結成、海外の中型民間機を改修
大韓航空とLIGネクソンが、韓国空軍向けの新たな電子戦機の開発に乗り出す。韓国空軍の電子スペクトラム(EMS)能力確保を目的とした「電子戦機(Block-I)システム開発事業」の商戦に、本格参入することを決めた。その提案書は9月初旬に当局に最終提出する計画だ。
同事業は、韓国政府が1兆7775億ウォンを投資し、韓国国内企業が研究・開発を行う形で推進するというもの。大韓航空-LIGネクソンコンソーシアムとしては、提案が採択されれば、大韓航空がシステム統合および機体改造・製造を担当し、LIGネクソンがシステム開発および電子戦装備の開発・搭載を担当する計画だ。
電子戦機(Block-I)システム開発事業では、機体にミッションシステムを搭載し、周辺国の脅威信号を収集・分析。有事にはジャミングによって敵の防空網と無線指揮通信システムを麻痺・混乱させる任務を担う。