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2025.08.21

WING

双日、組織再編で「より大きな事業の塊創出」

 航空・防衛など、「Next Stage」で250億円目標

 双日が今年4月、航空・防衛関連事業の組織再編に踏み切った。目的は「圧倒的な競争優位の確保」と「掛け合わせの強化」。 昨年度まで、航空事業部、社会インフラ事業部、そして航空・船舶アセット事業部の営業3部+企画業務室という体制だったが、4月から航空事業部、ビジネスジェット事業部、安全保障・公共プロジェクト部、そして社会インフラ事業部という営業4部+企画業務室という体制とした。
 組織再編の目玉の一つは、ビジネジェット事業部と安全保障・公共プロジェクト部の新設だ。ビジネスジェット事業は、昨年度までは航空事業部傘下にあったが、独立するかたちで新設。「今後の市場拡大をにらみ、成長の軌跡を可視化し、当社ならではの事業として育成していく事が狙いだ」として、ビジネスジェット事業に対する期待は大きい。
 一方、安全保障環境が大きく変化したなか、新設した安全保障・公共プロジェクト部を通じて、防衛関連事業の拡大を目指す。この事業部の母体も元・航空事業部の防衛部隊。そこに社会インフラ事業部に属していた交通EPC関連事業を掛け合わせることで、機能強化を図った。