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★日本空港ビル1Q決算、5.6%の増収

営業利益は6.6%減、純利益は2.2%増
日本空港ビルデングが8月6日に発表した、2026年3月期第1四半期(2025年4月〜6月)の連結決算によると、売上高は前年同期比5.6%増の689億9700万円だった。前年非常に好調だった免税店売上は反動減となったものの、インバウンド需要の拡大と施設利用料の増加などが寄与した。営業利益は、物品販売業における商品販売原価や人件費の増加などを受け、6.6%減の102億400万円となった。経常利益は7.6%減の98億9700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2.2%増の62億6400万円だった。通期業績予想は据え置いた。
セグメント別では、施設管理運営業が好調で、売上高は11.1%増の283億1200万円だった。主要な収益源である施設利用料収入が、旅客数の増加や国内線旅客取扱施設利用料の改定で前年を13.4%上回る159億7500万円となったことが要因となった。営業利益は、第2ターミナル北側サテライトと本館の接続に伴う減価償却費や、物価上昇に伴うターミナル維持管理コストが増加したものの、売上高の増加が跳ね返し同16.4%増の61億5500万円となった。
※写真=1Q決算を公表(提供:日本空港ビル)