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2025.08.08

WING

ハンファ、KF21搭載用量産AESAレーダー初供給

 米国技術移転拒否も国産化、28年までに40基出荷
 
 韓国のハンファシステムズが、同国の第4.5世代戦闘機KF-21搭載用のAESAレーダーを量産化し、供給を開始した。8月6日に同社が発表した。これにより韓国国産戦闘機のKF-21に、同国産のAESAレーダーの搭載を進める。
 ハンファシステムズは今後、2028年までにKF-21搭載用に計40基のAESAレーダーを供給する計画だ。KF-21ではほかに、頭脳の役割をするミッションコンピュータ、パイロットの目と耳の役割をする「多機能ディスプレイ」(MFD)、そして音声通信制御システム(ACCS)なども国産化することに成功しており、韓国の防衛装備品開発能力の高さを示している。

※画像=量産化を進める韓国国産のAESAレーダー。国産戦闘機KF-21に搭載する(提供:ハンファシステムズ)