サフラン、コリンズの飛行制御・アクチュエーション事業買収

　サフランは7月22日（現地時間）、コリンズ・エアロスペースから飛行制御・アクチュエーション事業の買収を完了したことを発表した。買収した事業は、8月1日からサフラン・エレクトロニクス＆ディフェンスに統合される。
　この買収によりサフランは、飛行制御・アクチュエーションシステム市場において、その存在感を大いに拡大する。サフランとしては、航空業界が脱炭素化を推進するなか、次世代単通路航空機では電動化が進むことで飛行制御およびアクチュエーションシステムの飛躍的な進歩が求められるとみている。そこで今回買収したコリンズ・エアロスペースの油圧・機械式アクチュエーション技術と、サフランの電気機械式アクチュエーションおよびエレクトロニクス分野における互いのノウハウを組み合わせることで、次世代機のニーズに対応できるとした。