★観光庁、人材不足対策事業の採択先決定

　全国387件超の施設に補助金交付

　観光庁は「観光地・観光産業における人手不足対策事業」の採択先を決定した。今回は全国387件超（一部未公表施設あり）の事業者に対して最大で500万円の補助金を交付する。コロナ禍から観光需要が回復する中で喫緊の課題となっている宿泊施設を中心とした人手不足問題の解消に向けた取り組みを加速させていくことで、地方部での観光客の受け入れ体制を万全なものとしていく考えだ。

　業務効率化に資する設備・サービス導入を支援
　事業費の2分の1、最大500万円を補助

　コロナ禍を経て、訪日インバウンドを始めとする観光需要が急速に回復する中で、宿泊施設を中心に人手不足が顕著となっており、施設によってはフル稼働することができない状況が続いているところも少なくない。さらに、集客や接客に関するきめ細やかな業務がとても多く、旅行者に快適かつ安全に過ごしてもらうために日々あらゆる対応が求められる。

　そこで、観光庁は「観光地・観光産業における人手不足対策事業」として、人手不足の解消に資する設備投資やサービスの導入に関わる経費の一部を支援する。

※画像＝観光庁は観光地・観光施設の人手不足対策への取り組みを強化（画像は人手不足対策の特設サイト）