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-200℃低温環境で形状記憶効果!?新たな合金開発成功

低温環境で作動するアクチュエータ開発実現か
東北大学大学院工学研究科らの研究チームが、-200℃もの低温環境でも形状記憶効果を発揮することができる銅系形状記憶合金を開発することに成功した。従来の限界は約-100℃であり、今回の研究でそれを大きく上回ることに成功したかたちだ。-200℃もの低温領域で形状記憶効果が得られたのは世界で初めて。研究チームは、この性質を利用することにより、低温で動作するアクチュエータの実現に繋がることを示唆。今後は低温域で大きな仕事量が得られるアクチュエータの開発に繋がり、水素利用や宇宙分野などで利活用が見込まれそうだ。