ウイングトラベル
★伊リグリア州、伝統工芸の体験型観光で日本市場狙う

美しい海岸線やグルメの魅力も訴求
イタリア政府観光局(ENIT SPA/ENIT)と、リグリア州観光推進庁(inLiguria)は、イタリア北西部にあるリグリア州の魅力を多角的に発信する観光プロモーションイベントを、現在開催中の大阪・関西万博のイタリアパビリオンで開催した。プレゼンテーションでは、同州の伝統工芸の体験型観光を訴求したほか、地中海に面した美しい海岸線やグルメの魅力についてもアピールした。
イベント冒頭、ENIT日本支局代表の落合智子氏がマーケット現況について説明した。
今年の日本からイタリアへの渡航者数は、前年比11.3%増が見込まれており、なかでもリグリア州は37.4%増と全国平均を大きく上回る予測となっている。特に家族連れやカップル層からの人気が高く、旅行者の満足度は85%以上に達するという。2024年に日本人旅行者がリグリア州にもたらした総消費額は、約450万ユーロ(約7億5000万円)に上ったとされ、地域経済への貢献も大きい。
続いて、inLiguriaのマーケティング、イベント、広報を担当するジュリアーナ・ヴァノ氏が、州の観光資源についてプレゼンテーションを行った。
同州最大の特徴は、地中海に面した約350kmに及ぶ美しい海岸線。州内33の市町村が国際的な「ブルーフラッグ(バンディエラ・ブルー)」認証を通算88回取得しており、水質の良さのみならず、サービスやアクセシビリティの高さが評価されている。
※写真=イベントの様子。(左上から時計回りに)マッシミリアーノ・ナンニーニ海軍少佐・リグリア州知事官房長、リグリア州観光局(InLiguria)のマーケティング、イベント、広報を担当する
ジュリアーナ・ヴァノ氏、バイオリン職人による製作デモンストレーション、ENIT日本支局代表の落合智子氏