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2025.07.09

WING

航空総隊・谷嶋司令官、能動的に考え行動し「職責を果たす」

 装備・態勢強化を示し、攻撃させない抑止力を追及
 
 航空総隊の谷嶋正仁司令官は、航空自衛隊実動部隊のトップとして、各隊員が自ら考えて行動することを求める。自発的に動けるようになってこそ、パフォーマンスを最大限発揮し、職責を果たすことができると説明した。現在、世界の情勢が悪化し、安全保障環境が厳しさを増ており、現状を脅かす状況が頻繁に見られるようになった。そのため特に重視するのが抑止力の強化だ。そもそも相手に付け入る隙を与えなければ、争い自体が発生しない。だが抑止力強化の方策には民間が含まれることもあり、様々な議論を生むことになる。だからこそ自衛隊だけでなく、国民全体で必要な取組みについて考えてほしいという。お互いに納得できる方策によって、本当の平和と安全を獲得できるのだと語った。

※写真1=航空総隊司令官の谷嶋正仁空将

※この記事の概要
・機動分散運用が抑止力に
 必要性を国民とともに検討
・JJOC設置で作戦円滑化

 状況俯瞰して効率的な指揮
・戦闘機3機種にスタンド・オフ装備
 統合で取り組むキルチェーン
・F-35B配備で新規飛行隊計画
 まずは陸上運用も着々と艦上準備
・第5世代補完するF-15
 極めて重要な改修施策     など