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2025.07.09

WING

中谷大臣、日英伊会談でGCAP人員の追加派遣確認

 開発加速の節目、GIGOとJVの早期統合契約へ

 中谷元防衛大臣は7月8日の閣議後会見で、前日の日英伊防衛相オンライン会談で議論した次期戦闘機開発プログラムのGCAPについて、政府間組織のGIGOと3ヵ国企業によるジョイント・ベンチャー(JV)の「エッジウイング」に必要な人員を速やかに追加派遣し、年内にもGIGOとJV間の統合契約を実現させる方針で一致したと発表した。
 GCAPでは2035年の初号機配備を目指しており、今年の重要なマイルストーンに位置付けるのがプログラムを一元的に管理・運営するGIGOと、先月20日設立のエッジウイングとの間で統合契約を締結をすること。GIGOによるプログラム管理によって体制の効率化が進み、一層のプログラム加速が期待される。さらに、統合契約締結と事業のさらなる加速のためにはGIGOとJV双方の体制を強化して早期の本格稼働が必要になるため、人員を追加派遣すると説明した。