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2025.06.30

WING

JAL、SAF環境価値取引の新スキーム実証

 取引マッチングプラットフォームの有効性検証

 日本航空(JAL)は6月26日、持続可能な航空燃料(SAF)に関する環境価値取引を促進する新手法を生み出すプロジェクトの実証第1弾が完了したと発表した。環境価値取引とは、ある企業が、他社から脱炭素実績を一部購入するという形式を取ることで、自社で二酸化炭素(CO2)の削減に寄与したとみなす仕組み。事業の性質上脱炭素に貢献しにくい企業でも実績を得られるとともに、環境対応に積極的な企業は資金を獲得できる。今回は、SAFの使用による脱炭素実績を、航空会社など環境価値提供者と購入希望企業をマッチングするプラットフォームを用意し、有用性を確認できた。