★日本人クルーズ人口、2030年に100万人目指す

　国交省の有識者会議が取りまとめ

　国土交通省は6月26日、「日本のクルーズ市場の持続的発展に向けた有識者検討会」の第4回会合を開催し、報告書を取りまとめた。報告書では日本のクルーズ市場発展のために向けて2030年に日本人クルーズ人口を現状の約5倍に相当する100万人とする目標値を定めた。あわせて、日本人クルーズ市場が健全で持続的な成長を遂げているか否かを確認する観点から、新規のクルーズ旅客数が着実に増加していること。そして、インバウンドの拡大にあわせて日本発着クルーズにおける外国人旅客数が10%以上になっていることを目標の達成度合いを測るための参考とするとした。さらに、日本のクルーズ市場の課題と可能性を抽出した上で、クルーズ未経験者に対する訴求方策とセグメント別のクルーズ発展のための方策についても報告書で示された。

※写真＝「日本のクルーズ市場の持続的発展に向けた有識者検討会」の模様