東芝、CO2電解装置プロトタイプ機開発、実証完了

　年150トンのCO生成、1日1バレルのSAF製造可能

　東芝エネルギーシステムズ（東芝ESS）と東芝（東芝）が、工場などから排出されるCO2を電気分解し、CO）に変換して合成燃料や化学品など価値ある資源に再生するP2C（Power to Chemicals）の中核となるCO2電解技術を用いて、年間150トンのCOを生成できるCO2電解装置「C2One」のプロトタイプ機を開発することに成功した。6月25日に明らかにした。
　このプロトタイプ機を用いた実証運転を、昨年11月から東芝ESSの浜川崎工場（神奈川県川崎市）で行ってきていたとのことで、社会実装に向けたデータを取得することに成功したことを明かした。