NATO、2035年までに防衛費をGDP比5％で合意

　3.5％が中核防衛費、1.5％を重要インフラ保護等充当

　北大西洋条約機構（NATO）加盟国首脳は6月25日（オランダ・ハーグ現地時間）、2035年までにGDPの年5％を防衛・安全保障に割り当てることを決議し、首脳宣言に盛り込んだ。
　首脳宣言では、「我々はワシントン条約第5条に謳われている一国への攻撃は全NATO加盟国への攻撃であるという集団的自衛権に対する揺るぎないコミットメントを再確認する」とし、「10億の国民を守り、同盟を守り、そして我々の自由と民主主義を守るという決意を固く守り続ける」として、結束を示した。