ウイングトラベル
★エア・インディア、中東・北米東海岸・欧州線で全便運休

中東情勢悪化、出発済み便は引き返しか迂回経路
エア・インディアは6月24日、中東情勢の悪化を受け、中東地域および北米東海岸、そして欧州を結ぶ全便の運航を即時停止することを発表した。広報担当者が明らかにした。同航空によれば、北米発インド行き便はそれぞれの出発地へ引き返し、その他の便はインドへ戻るか、閉鎖空域を迂回する経路に変更する措置を講じた。
ただ、米国のトランプ大統領がイスラエルとイランの暫定的な停戦に合意したことを発表。今後、エア・インディアを含め、地域情勢の悪化を理由に運休を決めた航空各社の動きは、極めて流動的なものとなりそうだ。
トランプ大統領がイスラエル・イラン間の暫定停戦を発表する以前に中東、北米東海岸、欧州線の全便運休を発表したエア・インディア広報担当者は「この統制を超えた混乱により影響を受ける可能性のあるすべての旅客の皆様には、ご理解を賜りますようお願い申し上げる。外部のセキュリティアドバイザーと継続的に協議を行い、状況の変化を注視している」とした。最新情報は随時あらためて発表するとし、「旅客の皆様と従業員の安全とセキュリティが、我々の最優先事項」であるとして理解を求めた。
※画像=広胴機に続き単通路機でも減便(提供:エア・インディア)