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2025.06.25

WING

NTSB、アラスカ機事故はボーイング・FAA指導・監督不足

 NTSB委員長、「未然防止できた事故、他事故に容易に繋がる」

 米運輸安全委員会(NTSB)は6月24日(現地時間)、昨年1月5日に飛行中のアラスカ航空1282便(737-9型機)の非常口ドアプラグが吹き込んだ事故に関して、ボーイング社が工場に勤務する従業員に適切な訓練、指導、監督を行わなかったことが事故原因の一つであると指摘した。あわせて監督官庁である米連邦航空局(FAA)によるボーイングへの監督も不十分だったとの見解を示した。
 NTSBは、FAAとボーイングに対し、新たな安全勧告を発表。さらに、FAA、エアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)、全米航空運送協会(NACA)、リージョナルエアライン協会(RALA)に対し、以前にNTSBが発した勧告を、再度確認することもあわせて求めた。