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2025.05.22

ウイングトラベル

★日本空港ビル決算、売上高が24%増

 旺盛なインバウンド需要受け

 日本空港ビルデングはこのほど、2025年3月期通期の決算を発表した。売上高は、旺盛なインバウンド需要が寄与し、前期比24.1%と大幅増の2699億2300万円だった。営業利益は30.6%増の385億5700万円、経常利益は31.2%増の357億2300万円、親会社株主に帰属する当期純利益は274億7000万円となった。

 中国ビザ緩和などで今期も増収増益見込む

 26年3月期は既就航便の運航数増加や、中国とのビザ緩和措置などの効果を見込む。売上高は前期比11.1%増の3000億円、営業利益は5%増の40億5000万円、経常利益は7.8%増の38億5000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は10.8%減の245億円を予想する。
 訪日外国人旅客数は過去最高に達し、日本人のアウトバウンドや国内線旅客数においても着実な回復が続いた。羽田空港の旅客数は年度を通して堅調に推移し、国内線は前年を上回り、コロナ影響前の19年対比で9割超の水準にまで戻した。国際線は、円安などが寄与し、過去最高だった去年を約2割上回った。

 

※写真=旺盛なインバウンド需要受け大幅増収