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2025.05.20

ウイングトラベル

★SKY、737-10受領時期を27年度に後ろ倒し  

 737-8初号機は26年3月受領

 スカイマークの本橋学社長は5月15日、あらたに導入する737MAXのうち、より大型の737-10型機の受領時期を、2027年度に後ろ倒しすることを明らかにした。一方、737-8型機の初号機の受領時期は「2026年3月を予定している」と説明。現段階で従来計画を維持するとした。
 スカイマークは昨年11月、リース会社との間で契約した6機の737-8型機の初号機受領時期を、当初計画していた2025年度第1四半期(25年4-6月)から第4四半期(26年1-3月)へと後ろ倒しすることを決定。11月の段階では737-10型機に関しては、2026年~2027年度の受領を維持する計画としていたが、今回、後ろ倒しが決まったかたちだ。
 737MAXを巡っては、機体OEMのボーイングにおける事故、品質問題などを受け、米連邦航空局(FAA)がボーイングに監査の目を光らせ、増産計画も認めないなど、厳しい監視の目を光らせた。その結果、思うように生産量を伸ばせなかった。さらに、新型コロナパンデミックの発生も重なって、欧米航空機産業全体で熟練エンジニアが多数離れていき、サプライチェーンが混乱したことも相まって、顧客に対する機材の引き渡しが続出している状況だ。

 

※画像=737-10型機の受領時期が27年度に後ろ倒しする