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2025.05.14

WING

陸自、国内で初の地対艦誘導弾射撃訓練

 

 

 陸上自衛隊は6月19日から30日まで、北海道の静内対空射撃場で国内における令和7年度地対艦誘導弾年次射撃訓練を行う。これは新たに国内で行う射撃訓練で、対艦戦闘に関連する戦術技量の向上を図る。これまで国内で射撃訓練を行うことは、地元の制約などで難しい状況だったが、訓練実施へ地域と調整を進めたところ、このほど実現に至った。
 今回の訓練では第1特科団が参加し、88式地対艦誘導弾を使用する。訓練では、戦術行動を伴う実射訓練を行い、部隊の任務遂行能力の向上を図る。担任官は北部方面総監の井土川一友陸将。
 また従来から行ってきた国外での訓練については、来年1月から2月までの期間に米国で行う予定。この訓練には北部方面隊および東北方面隊が参加する予定で、12式地対艦誘導弾の射撃訓練を行う予定だという。

 

※写真=88式地対艦誘導弾(提供:陸上自衛隊)