記事検索はこちらで→
2025.05.08

ウイングトラベル

★ANA、GW国際線は欧州・アジア好調で旅客10.9%増

 国内線は関西線好調、前年比1.9%増と堅調に推移

 全日本空輸(ANA)が5月7日に発表した今年のゴールデンウィーク(4月26日~5月6日)の実績によれば、国際線の旅客数は対前年同期比10.9%増加した25万7936人に。国内線旅客数も1.9%増えた134万7223人となり、国際線、国内線ともに前年実績を上回って好調だった。
 期間中の国際線の提供座席数は6.4%増加した33万2683席で、搭乗率は3.2ポイント上昇した79.9%。日本発便では欧州とアジア方面が好調に推移し、とりわけ欧州方面の旅客数は前年比1.6倍に急拡大。日本発旅客数も前年比1.3倍となるなど、全方面のなかで最も活況を呈したという。ちなみに、2024年度中に開設した欧州3路線(羽田-ミラノ、ストックホルム、イスタンブール)は、いずれも搭乗率が80%を超えており、3路線は需要をがっちり取り込んだかたちだ。
 アジア方面に関しては、シンガポール線とバンコク線がとくに好調。ハワイ線は座席供給量を20%以上絞り、旅客数も8%減少。需給バランスを調整した。
 ちなみに、ピーチ・アビエーション、AirJapanブランドを合算した旅客数は前年実績を9.4%上回った35万4023人だった。
 一方、国内線の提供座席数は前年同期比3.5%減少した180万5501席、搭乗率は3.9ポイント改善した74.6%で着地した。大阪・関西万博が開催中の関西方面の旅客数は前年比8%増、搭乗率も80%以上に達し、国内線の全方面のなかで最も好調に推移した。
 ピーチ・アビエーションを加えた国内線旅客数は、前年比0.8%増加した155万4827人だった。 

 

※画像=ANAはGW期間中に国内線・国際線ともに前年を上回る実績を残した