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2024.04.01

WING

ジェットスター日本、懲戒処分は繰り返されたパワハラ理由

スト参加などの組合活動と「一切関係なし」と主張

 労働組合のジェットスター・クルー・アソシエーションと対立を深めるジェットスター・ジャパンは3月29日、同労組が組合員の懲戒解雇の撤回を求めてストライキに突入したことについて、「日々の業務において社員として看過することができない言動が、長期に亘って複数の社員に対して、複数回行われてきたため」であると説明。年末年始にかけて実施されたストライキに参加したことなど、組合活動とは一切関係がないことを強調した。
 会社側は懲戒処分の理由について、「複数案件について、会社として慎重かつ公正に調査を行ってきた結果、これらは就業規則に反する深刻な行為であることが認められた」とし、社外の複数の専門家を交えたかたちで事案について検討を進めた結果、パワハラを認定し、懲戒解雇処分としたことを明かした。
 その上で「社員の安全と心身の健康は、安全運航の基盤となる最優先事項。これについて妥協することはない」とし、「社員が強い不満や精神的苦痛を感じるまでの行き過ぎた言動は断じて容認することはできない。同様の案件の再発防止にも努めていきたい」として、複数の社員に対する容認することができないパワハラが長期間に亘って行われてきたことが要因であると主張した。