太平洋で遊弋の中国艦艇、台湾付近を通過

　対馬海峡で4隻立て続けに通過し日本海へ

　統合幕僚監部は、中国艦艇がこのところ立て続けに日本周辺海域で活発な活動を行っていることを発表した。
　特に3月3日から14日にかけて、ジャンカイII級フリゲート（艦番号529および532）2隻が沖縄県石垣島南沖約180キロから宮古島南東沖約210キロ付近の海域を遊弋（ゆうよく）していることを確認。その後台湾と与那国島の間の海域を通過して東シナ海へ向かった。また15日から17日には、ドンディアオ級情報収集艦（艦番号799）、ジャンカイII級フリゲート（艦番号576）、フチ級補給艦（艦番号903）、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦（艦番号123）が対馬海峡を抜けて日本海へ向かった。防衛省・自衛隊は日本周辺海域の警戒を強める。

※写真・図＝太平洋で活動後に台湾と与那国島間を通過したジャンカイII級フリゲートと行動図（提供:統合幕僚監部）